夢をみていたらしい。
醒めれば、暗闇と赤橙の足元。
見渡せば、殺し殺されの記憶と手には拳銃。
振り返れば、そう…ここは終わった世界…終末の地球。
俺は血のむせ返るような臭いから逃げるように表へ出た。
人気の無い見慣れた公道。生気の無い表情で指針もない脳裏にはまた、夢。
奈美…。
妹の、名。
ある日突然俺の前から姿を消した、大切なもの。
荒廃した世界――終末の街。
無秩序と化した世界に生き残った主人公と妹、そして少女達…。
貴方の選択次第で彼女達の運命は大きく左右されます。
助けるか見捨てるか、刺すか刺されるか――数多の選択肢を選び、
犯すか犯されるか――少女達を悲惨な結末に導くも、救うも貴方次第……。